理事長挨拶


理事長

 くまもと県北病院機構は、平成29年10月、公立玉名中央病院と玉名地域保健医療センターが統合され地方独立行政法人として発足しました。将来の人口減少も見据えた日本でも数少ない公立病院と医師会病院の統合例です。法人の設立団体は玉名市及び玉東町で構成する法人設立組合で、2021年の新病院開設を目指して、それまでは2病院体制で玉名、玉東地域の医療を担ってまいります。

 公立玉名中央病院は熊本県北玉名地域の中核病院です。現在の病床数は302床で(うち回復期リハビリテーション病床40床)、熊本大学病院地域医療総合診療実践学寄付講座の玉名教育拠点も設置された教育病院でもあります。高度医療から救急診療や地域連携に力を入れています。一方、玉名地域保健医療センターは玉名郡市医師会立の開放型病院で、150床全てのベッドが開放型病床で、急性期医療を行う一般病棟(92床)、亜急性期病床(8床)、療養病棟(50床)からなります。これらの二つの病院が統合され、402床(一般病床312床、回復期リハビリテーション病床45床、地域包括ケアー病棟45床)、27診療科を有する県北の基幹病院、災害拠点病院機能を有する総合病院として2021年の年頭の開院を目指しております。所在地は新幹線の新玉名駅前に予定され、鉄骨免震構造の6階建てで、屋上にはヘリポートも設置予定です。

 新病院におきましては玉名、玉東地区を初め、県北の住民の皆様の健康を守ることが最も重要な使命と考えております。その特徴と果たすべき役割は次のようなものを考えております。

1.県北の中核病院
県北の急性期医療を担う中核病院として、近隣の医療機関や介護施設と協力し、成人や小児の急性期医療、救急医療を強化します。またこれまであまり行われてこなかった脳卒中治療などにも力を注ぎ、地域医療支援や災害拠点としての機能強化をはかり、地域住民が安心して医療を受けられる環境を作ります。

3.地域医療と高度医療の両方が学べる教育病院
これまで同様、熊本大学の地域医療教育の拠点として、総合診療専門医の養成や新専門医制度に対応した教育病院を目指し、多くの研修医、修練医を育てていきます。

4.患者さんに喜ばれる環境整備
患者さんファーストを実践し、内科外科の統合や他職種を巻き込んだセンター化構想の推進、特色ある外来機能強化、アメニティの充実を図ります。

5.検診機能の充実
時代のニーズにあった検診事業を充実させていきます。  地域医療構想のもと、両病院の機能を統合し、医師会、歯科医師会、薬剤師会はもとより、介護福祉施設の皆様とも連携し、双方の職員が一丸となって、皆様に愛され信頼される病院創りをめざして参りますので、何卒、よろしく申し上げます。


理事長プロフィール
鹿児島大学医学部を昭和56年に卒業後、熊本大学放射線医学教室に入局。熊本大学附属病院の他、熊本赤十字病院、国立熊本病院で研修、診療に当たる。平成1-2年 米国テキサス大学 MD Anderson病院留学。平成2年より熊本大学医学部附属病院講師、平成13年より放射線医学講座教授、平成15年より放射線診断学分野教授に就任。平成17年-19年並びに平成25年-27年熊本大学病院副院長。平成31年3月より、県北病院機構の理事長を併任。同6月より専任。平成31年日本医学放射線学会会長。専門は腹部画像診断。

くまもと県北病院機構 理事長  山下 康行



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