理事長挨拶

理事長

 公立玉名中央病院と玉名地域保健医療センターは2018年(平成30)4月1日をもちまして同じ地方独立法人の元で経営統合し新たな一歩を踏み出しました。

 公立玉名中央病院は1981年(昭和56)玉名市、岱明町、横島町、天水町、玉東町で作る自治体病院として玉名市外四ケ町病院組合公立玉名中央病院が誕生し、平成17年の市町合併に伴い玉名市玉東町病院組合公立玉名中央病院となりました。2011年(平成23)4月には地方公営企業法の一部適用から全部適用となったため、公立玉名中央病院企業団公立玉名中央病院となり、さらに2017年(平成29)10月1日には「地方独立法人くまもと県北病院機構公立玉名中央病院」となり今日に至っております。独立行政法人となりましても公的な機関であり、玉名市と玉東町立の自治体病院であることに変わりはありません。

 玉名地域保健医療センターは1985年(昭和60)玉名郡市医師会立の病院として誕生し、一般社団法人玉名地域保健医療センターとして医師会立病院の特徴を生かし地域医療に貢献してまいりました。当院は経営統合に伴い「地方独立法人くまもと県北病院機構玉名地域保健医療センター」となりました。

 2病院はこれまでもそれぞれの特徴を生かし協力体制を取ってきましたが、同一法人の元で運営をすることになり、医療レベルのアップや経営的な適正化、そして何より患者さんや地域の医療機関・介護施設などに対し、さらに役立つことができるようになります。また、公立玉名中央病院は現在302床で玉名地域保健医療センター150床ですが、2021年3月までには2病院共に廃院し、移転新築し402床の新病院が出来ることになっております。

 新病院が出来るまでの2病院体制の間の事業運営に関しましては、経営効率を高めることや、協力体制の強化などを行うことは当然ですが、公立玉名中央病院が主に担ってきた救急医療や、玉名地域保健医療センターの特徴である診療所の医師の共同利用など現場の診療はこれまでと同じ体制を取っていきます。

 また、公立玉名中央病院の大きな特徴は熊本県と熊本大学が地域の医師不足の対策として行っている事業の具体化として地域医療実践教育拠点を当院に設置してもらっていることです。これは熊本大学病院所属の医師が地域で診療を行いながら若い医師を教育・指導するというプロジェクトであり、全国的にも未だ数少ない取り組みです。現時点では玉名地域の医療や若い医師の教育に役立っておりますが、近い将来には、当院で育成された医師が、熊本県の他の地域にも赴任し県全体の医師不足解消の一助になると期待されています。

 

 われわれは、患者さんと地域の医療・介護施設に信頼され、必要とされる医療を提供し続けます。働く者にとってやりがいのある良好な職場環境を整えます。良い医療人を育て、玉名地域だけでなくより広い地域に貢献します。健全な経営を続け、設備や人材育成に再投資し、病院の発展を継続します。

地方独立行政法人 くまもと県北病院機構 理事長 中野 哲雄


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